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福島原発周辺で大幅増加も 川底の放射性物質調査(共同) 放射能の濃縮化が進行中・・・

2012-10-12 09:07:31

原発事故の影響は何十年と続く。
原発事故の影響は何十年と続く。


環境省は11日、福島県内の河川や湖沼など計193地点で、水底の土壌に含まれる放射性セシウム濃度を測定した結果を公表した。緊急時避難準備区域だった真野川(南相馬市)の川底土壌で1キログラム当たり1万5900ベクレルを検出し、今春の前回調査(1820ベクレル)の約9倍となるなど、東京電力福島第1原発周辺の一部で大幅に増加した。

 環境省は「水流などの影響で放射性物質が移動し増加した可能性も考えられ、継続した調査が必要」と指摘。全体的には横ばいや減少傾向が多かったと分析している。

 最高値は浪江町の農業ため池の土壌で9万6千ベクレルだったが、今回が初めての測定だった。

 真野川以外で増加したのは、高の倉ダム(南相馬市)の土壌で前回比8倍の1万2400ベクレル、横川ダム(同市)で7倍の2万5900ベクレルなど。一方、前回26万ベクレルだった大柿ダム(浪江町)は1万3600ベクレルにとどまるなど、一部で大幅に減少した。調査は7~9月に実施した。

 環境省は埼玉県と千葉県、東京都の河川や海など計64地点でも測定。減少や横ばいが多かったが、国分川(千葉県市川市)の土壌で前回比4・5倍の5400ベクレルなど、一部で増加した。最高値は大津川(同県柏市)の1万4千ベクレルだった。

http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/10/post-6864.html