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岡山・人形峠の日本原子力研究開発構施設 微量の放射性物質漏えい(各紙) 今年の“放射能漏れ初め”? 

2013-01-05 00:32:36

昭和30年代に人形峠で行われていたウラン原料の採掘調査の様子(被爆しなかったのかな?)
昭和30年代に人形峠で行われていたウラン原料の採掘調査の様子(被爆しなかったのかな?)
昭和30年代に人形峠で行われていたウラン原料の採掘調査の様子(被爆しなかったのかな?)


各紙の報道によると、岡山県鏡野町の日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターで、4日昼前、施設内の排気ダクトから水滴が漏れているのを作業員が見つけた。同センターが確認したところ、水滴から微量の放射性物質が検出されたという。同センターは「人体への被ばくや、環境への影響はない」としているが、漏れた量等については公表されていない。

同センターは国産ウランの採掘や濃縮などをしていた施設。1999年に運転を停止。現在は施設の廃止作業を実施している。漏えいが見つかったのは、ウランの加工をしていた「製錬転換施設」の3階にあるダクト。同施設は廃止作業中のため、解体に備えており、核燃料のウランの貯蔵はしていないという。センターは配管に残っていた付着物が結露によって漏れたとみて、原因を調べている。漏れた放射性物質の種類や量は明らかにされていないが、廃止予定施設の設備全体に、今なお微量の放射性物質が残存していることは間違いないようだ。