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千葉県松戸市 公園の除染後再び基準超え(各紙) 除染作業は本当に効果があるのか?

2013-01-17 02:41:30

学校の除染作業
 

学校の除染作業も再調査が必要
学校の除染作業も再調査が必要


手抜き除染問題が、福島県下で問題になっているが、千葉県でも除染後の放射能基準の上昇があったことがわかった。千葉県松戸市が実施した除染を終えた公園312カ所のうち28カ所で、再び放射線量が国の基準を超えていた。16日、分かった。

同市では、除染作業の手抜きによるものではなく、除染後に周囲の放射性物質が雨などで土壌に流れ込み、蓄積したのが原因とみている。市は来週中に再度の除染作業を実施して取り除く方針という。ただ、逆に言うと、人為の手抜き除染でなくても、一回ぐらいの除染作業では、松戸市のようなケースが今後も起きる可能性があるということ。果たして除染作業が効果があるのかという議論を呼びそうだ。

松戸市が実施した公共空間での除染作業は、2011年12月以降、市内全ての公園350カ所を対象に行った。作業は昨年8月までにほぼ終え、そのうち312カ所で放射線量を再測定した。その結果、28カ所で国の基準(毎時0・23マイクロシーベルト)を上回り、最大は0・41マイクロシーベルトだった。