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大飯原発7月に停止命令も 新基準施行で運転判断(各紙)

2013-01-24 01:18:12

tanakanuke
tanakanuke各紙の報道によると、原子力規制委員会の田中俊一委員長は23日の記者会見で、現在、国内で唯一運転中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県)について、7月に施行する原発の新しい安全基準に適合しない場合は、9月の定期検査入り前でも運転を停止させる方針を明らかにた。

同原発については、敷地北部で地層のずれがみつかっており、昨年11月の調査では、専門家の意見が、活断層か、地滑りかで意見が分かれていた。12月に再調査して今月16日に評価会合を開いた。この評価会合では、専門家4人中2人が地滑りの可能性を主張。残る2人のうち、1人は活断層と地滑りの両方の可能性にも触れた。

しかし、田中委員長は、「敷地内に活断層がなくても、(策定中の新しい安全基準に)適合しなければ(運転を)止める」と述べ、大飯原発を例外扱いにはしない考えを明らかにした。委員長は「基準に合っていれば動く、合わなければ止めていただく」と指摘した。新基準が施行される7月に合わせて、運転継続の可否が判断される見通しとなった。

大飯原発は昨年7月、民主党政権が決めた暫定基準に基づき再稼働したが、田中氏は「例外扱いできない。自動的に今年9月までの運転はありえない」と強調した。