HOME |大阪府・市の住民260人が 府市が引き受けた「汚染がれき処理」は危険、と差し止め請求訴訟 (各紙) |

大阪府・市の住民260人が 府市が引き受けた「汚染がれき処理」は危険、と差し止め請求訴訟 (各紙)

2013-01-23 23:19:21

瓦礫は安全だ」と語る橋下徹大阪市長(左)と松井一郎大阪府知事(2012年8月30日、大阪中央公会堂での説明会)
瓦礫は安全だ」と語る橋下徹大阪市長(左)と松井一郎大阪府知事(2012年8月30日、大阪中央公会堂での説明会)
瓦礫は安全だ」と語る橋下徹大阪市長(左)と松井一郎大阪府知事(2012年8月30日、大阪中央公会堂での説明会)


各紙の報道によると、大阪府の住民ら260人が23日、東日本大震災で発生した岩手県のがれきの広域処理として、大阪府と大阪市が引き受け、計画している同地での処理は、放射性物質を拡散し生命に危険を及ぼすものだとして、府と市に処理差し止めと1人当たり10万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

原告の訴状によると、府と市は2012年8月、岩手県との間で14年3月末までに3万6千トンを上限に可燃物の処理を受け入れることで合意した。そして地域住民らが懸念するがれき処理による放射能汚染の拡散については、先月、「安全性に問題はない」との判断を示した。2月から大阪・此花区の施設でがれきの焼却処理が本格化する見通し。

しかし、原告側は「放射線による被害を拡大させる危険性を十分検討せずに事業を遂行しようとしている」と主張している。昨年11月13日に、此花区民ホールで開いた、がれき試験焼却に向けた住民説明会では、混乱のなか、女性を含む4人が逮捕され、うち3人が起訴されるという事態も起きている。

国の震災がれき広域処理に対しては、大阪以外でも九州で反対運動が続いている。

 

原告団の主張 http://garekisaiban.blog.fc2.com/