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ブルガリア原発国民投票 建設賛成が6割 ただし、低投票率で不成立か(時事) 多くの国民はどこかの国と同じく 政府方針に嫌気

2013-01-28 09:20:25

ブルガリア北部ベレネの原発建設予定地の入り口と看板
ブルガリア北部ベレネの原発建設予定地の入り口と看板
ブルガリア北部ベレネの原発建設予定地の入り口と看板


ベルリン時事】ブルガリアで27日、原発建設の是非をめぐる国民投票が行われ、出口調査によると賛成が61%に達し、反対の39%を上回った。ただ、総選挙を7月に控え、民意を問うべき国民投票が与野党の政争に利用された。このため、国民の関心は薄く、投票率は結果が拘束力を持つのに必要な60%を大幅に下回る20%程度にとどまり、成立しない見通しとなった。中道右派政権を率いる与党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」のボリソフ首相は2012年3月、前政権がロシアの原発輸出企業と進めた国内2カ所目の原発となる北部のベレネ原発の建設計画について、「事業費が膨らんだ」として中止を発表。これに対し、前政権で計画を推進した中道左派の野党・社会党が建設再開を主張し、国民投票に持ち込まれた。

 

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2013012800046