HOME |検察当局 吉田元東電福島第一所長の聴取記録 政府事故調査委から押収 (各紙)  |

検察当局 吉田元東電福島第一所長の聴取記録 政府事故調査委から押収 (各紙) 

2013-02-04 13:50:58

吉田昌郎元福島第一原発所長
吉田昌郎元福島第一原発所長
吉田昌郎元福島第一原発所長


東電福島第1原発事故を調査している検察当局は、政府の事故調査・検証委員会が東電の吉田昌郎元第1原発所長から聴取した内容の記録を押収した模様だ。各紙の関係者への取材で分かった。

 報道によると、察当局は、当初、事故の予見性などについて吉田元所長に説明を求める方針だったというが、吉田氏の体調を考慮して、聴取の代わりに政府事故調での吉田氏の記録内容を差し押さえた。

 検察当局は、業務上過失致死傷容疑などの告訴・告発を受けて事故を捜査しているが、事故調の聴取については、裁判所の捜索差し押さえ令状を取った。というのは、事故調の聴取は刑事責任追及ではなく原因究明を目的としたものとされ、事故調記録の転用に批判が出る恐れもあったことから、慎重な捜査手続きを踏んだとみられる。

検察当局が、事故原因、事故責任等の真相解明に、どこまで本気で取り組むかが注目されている。

 

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013020401001484.html