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原発事故から2周年 「3・10 脱原発大行進」で官邸前を埋め尽くせ(各紙) 金曜デモ主催団体が明らかに

2013-02-06 10:13:03

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nukePK2013020602100046_size0各紙の報道によると、首相官邸前で毎週金曜日に脱原発を訴え続けている市民グループ「首都圏反原発連合」(反原連)は2月5日、衆院第一議員会館で記者会見し、東電福島第一原発事故から丸2年となる3月11日の前日の3月10日を「原発ゼロ大行動」として、首相官邸前などで大規模な抗議デモ・集会を行うと発表した。


 反原発連合のミサオ・レッドウルフさんらによると、3月10日午後1時から、日比谷公園(東京都千代田区)の野外音楽堂で集会を開き、同2時から霞が関の官庁街や国会周辺をデモ行進して、政府の原発政策の転換を求める。同連合は、3月10日の大行進に加えて、夏の参院選を視野に入れて、「なぜ原発の即時廃止を訴えているのか」を多くの人に知ってもらうための「ゲンパツ基礎知識リーフレット」を作成した。

同リーフレットは、現在、日本で立地している原発の数や原発にかかるコスト、原発の影響などをわかりやすく解説している。今月10日から東京都内で配り始める予定。また反原連のホームページでも郵送申し込みを受け付ける。

先の民主党政権は、原発政策について混迷しながらも、最終的に「2030年代に原発ゼロを目指す」との方針を打ち出した。しかし、衆院選挙で政権の座に就いた安倍首相は、この民主党政権の方針を見直すことを表明している。ただ、どう見直すかは参議院選挙を前にして明確にしていない。なし崩し的な再稼働方針をとるのではとの懸念も出ている。こうした不透明な政治環境が続くことについて、ミサオさんは「昨年の衆院選で脱原発派が負けたとは思っていない。今後もデモや集会に加えて、脱原発に関心のない人にリーフレットを配り、できる限りの運動を続けたい」と話した。