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新潟県知事、震災ガレキ焼却を強く批判 「殺人に近い」 (各紙)

2013-02-16 00:38:30

泉田裕彦新潟県知事
泉田裕彦新潟県知事
泉田裕彦新潟県知事


各紙の報道によると、新潟県の泉田裕彦知事は、県下の柏崎市と三条市で震災がれきの本格焼却が始まったことについて、「亡くなる方が出れば傷害致死と言いたい。(放射能の危険性を)分かっていて(焼却を)やったら殺人に近い」と述べた。泉田知事は先にも、ガレキ焼却を受け入れた両市の対応を「犯罪行為」と厳しく批判していた。

12日に両市の対応を強く批判したことで、三条市の国定隼人市長が反発し、「県知事こそ、独裁者のようだ」と批判した。これに対して、泉田知事は記者会見で「両市は、未来に対して責任を持てるのか」と、改めて怒りを爆発させた。

三条市の国定市長の「知事独裁」批判の声に対しては、「意見を言うなというのか。言論封殺をしろというのか。住民の声を聞かずにどんどん(焼却・埋設を)進めることを独裁と言うのではないか」と反論した。さらに「国定氏は将来は(新潟に)住まないと考えているのですかね」などと名指しで非難した。