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宮城県、核燃料税の計上見送り 女川原発の再稼働めど立たず(河北新報)

2013-02-22 12:18:06

東北電力女川原子力発電所
東北電力女川原子力発電所
東北電力女川原子力発電所


宮城県は、開会中の県議会2月定例会に提出した2013年度当初予算案で、東北電力に課している核燃料税の計上を見送った。当初予算案での同税の未計上は2年連続。

女川原発(女川町、石巻市)の再稼働のめどが立たないのが要因。13年度は課税の前提となる原子炉への核燃料挿入が実施されない可能性が高く、県税務課は予算化を断念した。
女川原発の再稼働時期に関して東北電は、経済産業省に14日申請した家庭向け電気料金引き上げの原価計算に盛り込んだ13~15年度の原発運転計画で、「同期間中の運転は織り込んでいない」と明記している。

県によると、震災後から継続している女川原発の運転停止に伴い、核燃料税による税収は11、12年度ともゼロだった。10年度は約6億1800万円の収入があった。

核燃料税の今期(08~13年)の課税期間は6月に期限を迎える。県は更新に向けて昨年12月、条例を改正した。18年6月までの次期課税期間の税率は現行の12%を維持した。現在、総務省と更新に向けた協議を進めている。

 

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130222t11018.htm