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災害関連死 原発事故で医療水準低下が影響 東電初めて認める 2患者遺族と和解(河北新報)

2013-03-11 14:01:17

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fukushimafadfd14f14c8fcb4f640f209e572136c福島第1原発事故で十分な医療を受けられずに死亡したとして、患者2人の遺族が原子力損害賠償紛争解決センターに起こした申し立てで、東京電力は原発事故と医療水準低下の因果関係を認め、2遺族に計約2440万円を支払うことで和解した。
原発事故の災害関連死で和解が成立したのは計3件となった。事故と医療水準低下の因果関係を認めた和解は今回が初めて。
センターによると、患者の一人は福島県大熊町の病院に入院中に原発事故が起き、医療水準の低下を招いて事故直後の2011年3月13日ごろに死亡した。もう一人は腎臓透析患者で同県広野町から避難し、十分な医療が受けられず、同月27日に亡くなった。
和解内容は大熊町の病院の入院患者の遺族に約940万円、広野町の患者側に約1500万円を支払う。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130308t63025.htm