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政府、 原発廃炉の研究拠点、福島県楢葉町に設置を決定 地盤調査へ(各紙)

2013-04-02 15:49:26

事故後も危険な状態のままの第四号機
事故後も危険な状態のままの第四号機
事故後も危険な状態のままの第四号機


各紙の報道によると、政府の廃炉対策推進会議は2日、東京電力福島第1原発の廃炉に向けた研究開発施設の建設候補地を、福島県楢葉町に決めたと発表した。開発拠点には、原子炉格納容器の一部を模擬した実寸大模型を設置し、遠隔操作ロボットによる損傷部分の特定や補修技術の確立を目指す予定。


 今後、建設予定地の地盤調査などを実施した上で最終決定する。施設の運用開始は、2015年3月ごろになる見通しだ。

 
 政府の決定は、楢葉町は、施設の建設場所として第1原発から近いことのほか、作業の安全上、放射線量が低いことなどの利点があることから、楢葉町内の3地点をまず選定した。その後の評価で、このうち第1原発から約25キロで、機器輸送のための港湾や高速道路のインターチェンジからも2~3キロと近い1地点を候補地に絞った。

事故廃炉だけでなく、日本の原発全体の廃炉促進のための技術開発、費用計算等を総合的に実施してもらいたい。