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フクシマの現状 海外へ 英語版サイト、冊子次々(東京)

2013-04-02 16:08:18

fukushimatop_header_logo
fukushimatop_header_logo東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から二年がたち、国内外で風化が心配される。そんな中、非政府組織(NGO)や民間企業、市民グループなどが、インターネットに英語のサイトを開設したり、英語の冊子を作ったり、海外に情報を発信しようという活動が活発になっている。


 国際協力NGOセンターは英語版のポータルサイト、フクシマ・オン・ザ・グローブを開設。福島県の基本情報から隔月刊のニュースレター、ビデオコメントなどが見られる。




 同センターは、NGOを支援するNGOで、本拠は東京都新宿区にある。昨年六月、福島駅前に「ふくしまNGO協働スペース」を開設した。竹内俊之・福島事務所長、藤岡恵美子さんら四人のスタッフが英語版に取り組んでいる。




 福島県の説明は、日本列島の中での位置から始まり「浜通り、中通り、会津の三地域に分かれる。浜通りは温暖で雪はほとんど降らないが、会津は豪雪」と紹介する。




 藤岡さんは「英語はそれなりでもいいから書け。タイミングを失するのがよくない、と海外のNGOの人に言われた」と話す。




 福島市に本店がある東邦銀行は一月、英語版の震災記録冊子「東日本大震災の総括」と「東日本大震災の記憶」の二冊を二千部作った。行員の証言を集めた「記憶」には地震発生時、お客の避難誘導やお金の管理をどうしたか、といったことが詳しく書かれている。




 同行は昨年三月、日本語版を作ったが、行員が研修で渡米した際、米金融関係者が興味を示したことから、英語版作成を決めたという。同行のホームページでも読める。




 英文ホームページなどのインターネットアドレスは以下の通り。




 国際協力NGOセンターのポータルサイト、フクシマ・オン・ザ・グローブ=http://fukushimaontheglobe.com/




 福島市に拠点を置く市民放射能測定所=http://en.crms-jpn.com/




 「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」=http://save-children-from-radiation.org/




 北海道にある避難者の会「みちのく会」=http://michinokukai.info/en/

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013040202000236.html