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東電福島原発の汚染水 さらに最大47トン漏出へ ”欠陥工事”の可能性も(FGW) このまま東電に任せていていいのか?

2013-04-07 12:13:28

原発の中は見せられない。手が付けられないのだから・・・
(福島第一原発の正面玄関)
原発の中は見せられない。手が付けられないのだから・・・(福島第一原発の正面玄関)
原発の中は見せられない。手が付けられないのだから・・・
(福島第一原発の正面玄関)


高濃度放射能汚染水の処理水が大量に漏出した東京電力福島第一原発の地下貯水池から、さらに最大47トンの漏出が避けられない見通しとなった。東電では、別の貯水池へ約一万三千トンの処理水を移す作業を続けている。漏出の原因については、貯水池の防水シートが破れるかつなぎ目から漏れた可能性が指摘されており、急ごしらえの貯水池の”欠陥”が早くも露呈した形。東電の管理体制のお粗末さを改めて浮き彫りになった。

 

東電は漏出した地下貯水池にある処理水からの漏出を防ぐため、ポンプを五台を使って別の貯水池に移送を急いでいる。しかし、移送には三日ほどかかり、この間にも、すでにに漏れた百二十トンに加え、最大で四十七トンが漏れ出す見通し。東電では、漏れた水が敷地内に拡散したことは確認されていない、としているが、貯水池をカバーする三重のシートを越え、周辺の土中に染みこみ、地下水などを汚染している可能性が強い。

問題の貯水池に貯蔵を始めたのは今年の二月。一か月後の3月には満水になった。このため東電では、通常の劣化は考えにくいとしている。しかし、貯水池をカバーするシートは何枚もつなぎ合わせて一枚にしていることから、東電では、シートのつなぎ目から漏れたり、シートが破れたりした可能性が高いとみて、貯水池の水をすべて移送後に詳しく調べる。工事の手抜きの可能性もある。

東電は三日に、シートの外側の地下水から放射性物質を検出していたが、処理水漏出の可能性を公表しなかった。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は、処理水に含まれる塩分濃度を基準に水漏れを監視していたが、変化がなかったため水漏れを疑わなかった、と釈明している。五日、シート内側の水からも放射性物質を検出し、塩分濃度も高く、水漏れと判断したという。

東電ではこれまで冷却装置使用済み核燃料プールなどの冷却システムなどが停止(ネズミが原因との発表)したほか、3号機の使用済み核燃料プールの冷却も一時停止するなど、システム全体の管理のほころびが再三にわたって発生している。汚染水処理水の保管も、限界にきており、事故後まだ2年しか立っていないのに、福島第一原発の事故管理体制のお粗末さが次々と露呈している。東電自体は、新規採用社員も二年連続ゼロで、若手を中心に有能な社員が外部流出しており、企業としての志気が徐々に低下しているとみられる。こうした組織に、4基もの原発の事故収束をゆだねておいていいのか、国の原発政策の責任を含めて、根本的なリスク管理体制の見直しが緊急に必要ではないか。