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福島原発、汚染水600トン消える!? 東電は大量漏えいを否定(各紙)

2013-04-18 13:10:02

放射性物質に汚染された水が漏れた東京電力福島第1原発の(画面下手前から)1号、2号、3号地下貯水槽=6日、福島県大熊町
放射性物質に汚染された水が漏れた東京電力福島第1原発の(画面下手前から)1号、2号、3号地下貯水槽=6日、福島県大熊町
放射性物質に汚染された水が漏れた東京電力福島第1原発の(画面下手前から)1号、2号、3号地下貯水槽=6日、福島県大熊町


各紙の報道によると、東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性物質汚染水が漏出した問題で、東電は地下貯水槽にあった汚染水の総量を当初発表の約2万3600トンから、約2万3000トンへと数量を修正していることがわかった。この計算では、約600トンがどこかに消えたことになる。東電は「計測機器の誤差の範囲」と説明しているが、不信感が高まっている。
 差額分の汚染水が、どこかの貯水槽から大量に流出した可能性はないのか。東電は「誤差の範囲」としているが、10トン積みトラックで60台分が誤差なのかどうか。貯水槽、地上の貯水タンクを含めて、汚染水の保管枠は限界に近付いており、東電としては少しでも保管分を減らしたいところ。

東電は「外部に流出した明確な兆候はない」と、大量漏えいを否定しているものの、じわっと地下に漏出させているのではとの疑惑の声も増えている。