HOME |乱雑ケーブル 野ざらし配管 福島第一 弱点あらわ 相次ぐトラブル(東京) |

乱雑ケーブル 野ざらし配管 福島第一 弱点あらわ 相次ぐトラブル(東京)

2013-04-23 19:02:35

fukushimatokyoPK2013042302100040_size0
fukushimatokyoPK2013042302100040_size0東京電力福島第一原発で二十二日、2号機の使用済み核燃料プール冷却装置の変圧器内で、新たにネズミ二匹の死骸が見つかり、東電は点検のためプールの冷却を四時間あまり止めた。東電は同時多発的に起きた先月の停電事故を受け、設備の弱点の洗い出しを始めたところだった。プール周りだけでも多数の弱点があると分析していたが、それが現実だと証明された。


 東電は、2、3号機のプール周辺で現場調査を実施し、今後問題が起きそうな部分を確認した。




 事故後、福島第一には、さまざまな電気設備が応急的に持ち込まれた。本来は専用の建屋に収容すべきだが、余裕がないため、コンテナを流用しているケースが多い。




 コンテナに穴を開けてケーブルを引き込むが、穴はシートをテープで貼り付けてふさいだだけ。二十二日のケースでは、屋外に単独で設置された金属箱の下部のケーブル引き込み部が開いたままだった。入り込んだネズミは感電死しており、停電などが起きてもおかしくなかった。




 不安要因はもっと広範囲に残る。




 建屋間には、電源ケーブルや機器を制御するケーブル、さらには水を移送する配管(ホース)が乱雑に設置されている場所も複数ある。系統をきちんと分けないと、制御ケーブルの信号が乱れて機器が誤作動したり、水漏れがあれば漏電したりする恐れもある。




 野ざらしのケーブルやホースも多く、日光で被覆(皮)や補強部分が劣化する恐れもある。昨年には、作業員の通り道を汚染水の移送ホースが横切り、何度も踏まれるうちに汚染水が漏れたこともある。




 東電は今後、他の1、4号機のプール周辺や、最も重要な原子炉注水設備などの点検を進める。全体でどれほどの問題点が見つかるのか、東電もまだつかめていない。 (清水祐樹)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013042302000129.html