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福島市内の県立図書館などの土壌から 高濃度放射性汚染物質検出 (各紙)

2013-05-09 14:48:21

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crmsANPO法人市民放射能測定所(福島市)は8日、福島市の県立図書館や市立図書館などの未除染地点で採取した土壌から、高濃度の放射性物質を検出した、と発表した。採取地点はいずれも来館者があまり近づかない場所で、県や市は一部立ち入りを制限したが通常通り開館を続ける。
 同NPOによると、県立図書館では駐車場の吹きだまりとなった地点の土壌から1キロ当たり約28万ベクレル、市立図書館駐車場の植え込み側の部分から1キロ当たり約43万ベクレルの放射性セシウムを検出した。
 県立図書館は芝生の除染は実施したものの、本格的除染は今年行う計画。県立図書館は「敷地内の空間線量は安定しており、高い場所も限られている」として、今回指摘を受けた場所の土壌は業者に除去を依頼、回収した土壌は施設裏の倉庫に保管した。
 また、市立図書館も指摘場所をブルーシートで覆うなどの対策を取った。しかし、こうした措置は単なる応急措置でしかなく、雨が降ったり、台風などが来襲すると、汚染された土壌が周辺に流出したりするリスクがある。そららについての対策はとられていない。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0509/news6.html