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原子力規制委員会 「もんじゅ」運転再開の禁止命令決定 厳しい対応 原子力機構 経営厳しく(各紙)

2013-05-15 12:59:38

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monjyu20120619k0000m010149000p_size5各紙の報道によると、原子力規制委員会は15日の定例会合で、大量の機器の点検漏れが見つかった日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、原子炉等規制法に基づき、再発防止に向けた体制の再構築ができるまで運転再開に関する活動を行わないよう命じることを決めた。事実上の運転禁止命令となる。

もんじゅは、1万点に近い点検漏れが発覚し、原子力機構の安全に対する認識の甘さが露呈していた。規制委の判断は、こうした問題点を重視した極めて厳しい対応となった。

規制委は、原子力機構が過去のトラブルなどで自らの組織に問題があると何度も認識していたにもかかわらず改善しなかったことを、「安全文化の劣化を示す重大な問題」と指摘している。