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経産省の脱原発テント前で 市民団体がハンスト 撤去訴訟の取り下げ求め(各紙)

2013-05-16 15:06:44

経産省前に設置した脱原発テント(後方)の撤去に反対し、ハンストする人たち=16日午前
経産省前に設置した脱原発テント(後方)の撤去に反対し、ハンストする人たち=16日午前
経産省前に設置した脱原発テント(後方)の撤去に反対し、ハンストする人たち=16日午前


各紙の報道によると、東京・霞が関の経済産業省の敷地にテントを設置し、脱原発を訴えている市民団体メンバーらが16日、国が起こした立ち退き訴訟の取り下げを求め、テント前でハンガーストライキを始めた。

この日は、「テント撤去反対」と書いたはちまきに、「再稼働反対」と記した法被を着た約10人がテント前のいすに座り、ハンストに入った。

毎月1、2回はテントを訪れるという市民は「テントは脱原発を目指す人々との出会いの場であり、情報交換の場。避難している者と泣きながら再会を果たしこともある。無理やり力で撤去することは許されない」と訴えた。

国はテントの撤去を求める前に、福島の事故原発を早急に撤去すべきだろう。座り込みは、そうした原発行政の不始末への市民の抗議である。市民の抗議に何ら応えず、原発事故処理もできず、抗議を辞めさせようという国の姿勢は、この国の行政・政策の能力不足と、市民軽視の姿勢を際立たせる。