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福島県田村市で 野生コシアブラ 東電事故以来最大値 1万2000ベクレル 山菜3種、出荷自粛(各紙)

2013-05-25 11:56:09

山菜の女王と呼ばれるコシアブラ
山菜の女王と呼ばれるコシアブラ
山菜の女王と呼ばれるコシアブラ


福島県は24日、県内31市町村で採取した栽培キノコと山菜計16品目76点の放射性物質検査結果を発表した。その結果、田村市(旧都路村)の野生コシアブラから、山菜では東京電力福島原発事故発生後で最大値となる1キロ当たり1万2000ベクレルを検出した。最高濃度のコシアブラは先週末に採取したものだった。全体で合計16点が食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性セシウム値を記録した。自然界の放射能汚染は依然、改善されていないことを裏付ける結果となった。
高濃度のセシウムを検出した検体は、これ以外にも同じく田村市の別のところから6400ベクレル、3500ベクレル、本宮市でも1700ベクレルなどが検出されてた。また本宮市の野生タラノメも250ベクレルと基準を上回った。福島県では、基準値を超えた田村市、本宮市、小野町、矢吹町、会津坂下町、平田村、玉川村、中島村の野生コシアブラ、本宮、須賀川両市の野生タラノメ、葛尾村の野生タケノコの出荷自粛を各市町村に要請した。自粛要請された山菜は市場に流通していない。

 

 

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon250521-23mv.pdf