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いわきの漁業者、不安の声高まる 地下水放出の東電説明会で(福島民友)

2013-05-31 13:46:47

福島の海は大丈夫?
福島の海は大丈夫?
福島の海は大丈夫?


東京電力福島第1原発事故による汚染水を減らすため、原子炉建屋に入る前の地下水をくみ上げ海に放出する「地下水バイパス」計画について、国と東電は30日、いわき市で説明会を開いた。参加した漁業者からは地下水の安全管理や水産物の風評被害対策について不安の声が上がった。
説明会には、いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協の組合員らが参加。東電の新妻常正常務、経産省の担当者らが説明した。
東電は計画について「建屋内の地下水流入量を減らすことで汚染水を増やさないための措置」と強調。地下水は「検出限界値未満の安全な水」として、海への放出に理解を求めた。

 

漁業者からは「地下水の安全性はどう監視するのか」といった疑問や、原発周辺の地下水を海に放出することに関して「漁業者が納得しても、消費者の理解は得られないのでは」と、水産物の風評被害を懸念する意見も出た。

 

説明会後、新妻常務は「今後も丁寧な説明を尽くしたい」と話した。6月5日には福島市、いわき市で一般に向け、同7日には相馬市で漁業者に説明する。県漁連は組合員の意見を集約し、態度を示す方針。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0531/news10.html