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福島の3地点の河川等の水底土壌のストロンチウム濃度、事故前超える 長い半減期、蓄積進む(各紙)

2013-05-31 17:39:11

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fukusimadai4images各紙の報道によると、環境省は31日、東京電力福島第1原発事故に伴い、宮城や福島など7都県で昨年10~12月に調査した河川などの水底土壌の放射性ストロンチウム濃度を発表した。調査対象となった65地点のうち福島県内の3地点で、事故前に全国の土壌で測定された最大値(1キログラム当たり14ベクレル)を超えた。

 最も高かったのは、福島第1原発がある双葉町内の農業用ため池の土壌。測定値は93ベクレルだった。次いで、南相馬市の貯水池が24ベクレル、浪江町の農業用ため池が20ベクレルを記録した。今回の調査は、過去の調査で水底土壌のセシウム濃度が高かった地点を調査した。

各地で検出されたストロンチウムは雨等によって凝縮・蓄積が進んで、濃度が上昇したものとみられる。今回の測定箇所以外でも、ストロンチウムの蓄積地域が広がっている可能性がある。

ストロンチウム90は骨に蓄積されることで生物学的半減期が長くなる(長年、体内にとどまる)ため、実効線量係数 (Sv/Bq) は高くなり 2.8×10-8である。そのため、ストロンチウム90は、ベータ線を放出する放射性物質のなかでも人体に対する危険が大きいとされている。

放射性ストロンチウムは生体内ではカルシウムと同じような挙動をとる。IAEA(国際原子力機関)は放射性ストロンチウムを大量に摂取した場合、アルギン酸の投与を考慮するように勧告している。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013053101001823.html