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「帰村宣言」の川内村 住宅除染4割が目標未満 進まぬ除染を象徴(福島民友)

2013-06-12 13:24:47

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kawauchihead01福島事故後、住民帰還を推進している川内村の全1222世帯で実施された住宅除染で、43%に当たる526世帯で、村が除染後の目標放射線量とする毎時0.23マイクロシーベルトまで低減できなかったことが11日、分かった。



村は目標値まで低減されなかった住宅を対象に、線量の高低を色分けして分布を可視化する装置「ガンマカメラ」を使った測定データの管理を始めており、データをまとめ原因を調査した上で、国に2次除染を要望する方針。同日開会した同村の6月議会で、遠藤雄幸村長が明らかにした。

 
 村によると、村内の全世帯で既に除染が完了。旧緊急時避難準備区域1061世帯のうち412世帯、旧警戒区域161世帯のうち114世帯で目標値まで低減しなかった。村は今月上旬までに、ガンマカメラで107世帯の線量分布の調査を終えた。