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東京電力 福島第一原発5号機の廃炉 3年以内に判断か 40年廃炉期限近づく(福島民報)

2013-06-13 13:15:54

東京電力の福島第1原子力発電所の5号機(左)=福島県双葉町
東京電力の福島第1原子力発電所の5号機(左)=福島県双葉町
東京電力の福島第1原子力発電所の5号機(左)=福島県双葉町


12日に原子力規制委員会が決めた「特別点検」の導入に伴い、東京電力は福島第一原発5号機の廃炉について、3年以内に判断を迫られる見通しとなった。
 5号機は昭和53年4月に運転を開始し、平成30年4月に運転開始40年を迎える。規制委は特別点検の導入に合わせ、原則40年の運転期間の延長申請を運転開始から39年までに求めている。さらに、特別点検では圧力容器の詳細な調査など時間のかかる内容が含まれるため、1年以上の点検時間が必要となる見通しだ。
 このため、東電は28年4月までに、運転期間の延長を申請するかどうか判断に迫られるとみられる。運転延長を申請しない場合、発電所として運転できないため、運転開始40年経過で、事実上の廃炉となる。

 
 東電は同原発5、6号機について「国の原子力政策などを踏まえ、廃炉を含めた今後の扱いを検討しており、『特別検査』を実施することも未定」としている。

 
 福島県原子力安全対策課は「県としては、早急な廃炉を求めており、東電には一刻も早く明言してほしい」としている。

 
 県内の原発は、福島第一の6号機が運転開始33年、福島第二の1号機は31年、2号機は29年、3号機は27年、4号機は25年を経過した。福島第一の1~4号機は廃炉が決まっている。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/201306139003