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福島原発避難者、北海道でも集団提訴 国と東電に7億950万円 損害賠償求め(各紙)

2013-06-22 12:25:05

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fukushimahokkaidologo各紙の報道によると、東京電力福島第1原発事故によって、被災地の福島県から北海道へ避難した85歳の高齢者から赤ん坊までの計43人の被災者は21日、原発事故で精神的苦痛を強いられたなどとして、国と東電に対して、1人当たり約1650万円、計7億950万円の損害賠償を求める集団訴訟を、札幌地裁に起こした。

原告は道内に避難した母子や、仕事の都合などで福島に残らざるを得なかった父親らなど。弁護団は今後、同様に各地に避難している原発被災者にも、訴訟への参加を呼び掛けており、9月にも2次提訴を予定しているという。訴状によると、東電は必要な津波対策などを怠り、規制権限を持つ国も危険な状態を放置。原告らは仕事など生活基盤や地域のつながりを失い、大きな精神的苦痛を受けたと主張している。

 

原告団は裁判所への提訴後に札幌市内で記者会見した。その中で、福島県伊達市から札幌市に避難している宍戸隆子さん(40)は「後世のために、国や東電の責任の検証が必要と考えて提訴した」と話した。

 

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