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兵庫の原発避難者も、9月にも東電と国を集団提訴へ 各地に広がる「東電訴訟」 被災者より、”東電より”の国の不作為を象徴(各紙)

2013-06-22 22:08:38

fukushima014
fukushima014東京電力福島第1原発事故で、各地に避難している福島県の被災者の訴訟が拡大してきた。兵庫県に避難した福島県の被災者らは、東電と国に損害賠償を求めて9月にも神戸地裁に集団提訴する。兵庫県内の被災者を支援する弁護団が22日、明らかにした。30日に神戸市内で説明会を開き、原告を募るという。

兵庫県によると、5月24日現在、兵庫県内に避難している福島原発事故の被災者数は392世帯、992人に上っている。

福島を離れて避難生活を送る被災者による東電への訴訟は、首都圏のほか、北海道などでも提起されている。兵庫県の弁護団は、被災者に訴訟への参加を呼び掛ける文書において、「事故から2年3カ月が過ぎたが、東電からの賠償の支払いは進まず、裁判外紛争解決手続き(ADR)も十分に機能していない」などと指摘、東電の被災者救済策の遅れを指摘している。