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中電株主総会:会社側は浜岡原発再稼働に意欲 株主からの脱原発議案は否決(毎日)

2013-06-26 12:58:01

降りしきる雨の中、中部電力の株主総会に向かう株主たち=名古屋市東区で2013年6月26日午前9時20分、兵藤公治撮影
降りしきる雨の中、中部電力の株主総会に向かう株主たち=名古屋市東区で2013年6月26日午前9時20分、兵藤公治撮影
降りしきる雨の中、中部電力の株主総会に向かう株主たち=名古屋市東区で2013年6月26日午前9時20分、兵藤公治撮影


中部電力の株主総会は26日、名古屋市東区で開かれ、会社側は浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働に意欲を示し、株主に理解を求めた。一部の株主からは原発からの撤退を求める「脱原発」議案が提出されたが、否決される見通しだ。

 総会には昨年より564人少ない1449人が出席した。会社側は浜岡原発停止による火力燃料費の増加で厳しさを増す経営状況を説明。水野明久社長は「エネルギー資源の乏しい我が国では安全対策を徹底した上で原子力を活用することが不可欠」と強調した。

 一部の株主から、原発からの撤退▽廃炉や使用済み核燃料の管理貯蔵を進める委員会の設置▽日本原子力発電への出資や債務保証の禁止−−など7議案が出されたが、いずれも取締役会が既に反対意見を表明している。

 中部電は浜岡原発の津波対策などの工事を2015年3月までに終え、その後の再稼働を目指している。【和田憲二】

http://mainichi.jp/select/news/20130626k0000e040193000c.html