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千葉の手賀沼で 放射性物質セシウムの基準を2倍超すコイ 捕獲 (FGW)

2013-06-29 16:13:58

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koiuntitled厚生労働省によると、千葉県の手賀沼で捕獲したコイから、食品安全基準を2倍以上も上回る220ベクレルの放射性物質セシウムが検出されたことがわかった。放射能汚染のコイは、6月21日に手賀沼で採取された。手賀沼近辺の柏市や我孫子市は、東電福島事故後の降雨で高度の放射能汚染が蓄積するホットスポット問題が表面化した地域。

千葉県は、検出されたコイは、食品として市場に流通しているものではない、として安全性に問題がないとの立場だが、同沼で採取されたモツゴからも61ベクレルの比較的高い濃度のセシウムが検出されており、閉鎖水系である手賀沼に、放射性物質が次第に蓄積している可能性を示唆している。同沼では釣り人もおり、釣った魚を食べる危険性がある。

半減期の長いセシウム等は、汚泥などに蓄積し、それらを小魚が食べ、その小魚を雑食種のコイなどの大型種が捕食することで、放射能濃度が蓄積している可能性もある。しかし、国も千葉県も、手賀沼での釣り漁の規制等は実施していない。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000035fuc.html

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000035phq-att/2r98520000035plh.pdf