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東電福島第一原発の汚染地下水流出 3号機東側にも汚染拡大か 地下水から1400ベクレル (各紙)

2013-07-12 13:12:50

福島第一原発の地下水観測井戸
福島第一原発の地下水観測井戸
福島第一原発の地下水観測井戸


東京電力は12日、福島第1原発3号機3号機建屋東側の観測用井戸からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1400ベクレル検出されたと発表した。福島原発では1,2号機東側でも高濃度の地下水汚染が確認され、海洋流出の疑いが高まっているが、事故を起こした原発各機からそろって汚染水が地下に広がっている公算が高まってきた。



東電によると、3号機用の地下水観測孔No.3で11日に採取した地下水の全ベータ値は、前回(4日)の採取時は検出限界未満だったのが、一気に1400ベクレルに上昇したことになる。セシウムは4.3ベクレルと低濃度に収まっている。他の観測井戸では、観測孔No1で全ベータ値が1600ベクレル、同No1-2では実に890,000 ベクレル、No2で1400ベクレル等となっている。

これまで高濃度の地下汚染水は1、2号機東側で検出されてきたが、3号機東側にも汚染が広がっている恐れがある。3号機東側の井戸は2011(平成23)年5月に汚染水が漏れ出た配管の近く。東電は依然、1、2号機東側の汚染との関連は不明、としか説明していない。 

 

http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1228901_5117.html