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田中俊一原子力規制委委員長がインタビュー 放射能汚染水「貯水に限界」 海放出へ見解 事故責任も明確にせず、「仕方がないので認めろ」と 「原子力ムラ」の論理を主張 (福島民友)

2013-08-02 12:43:12

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tanakashunichiPN2012090501001201_-_-_CI0002原子力規制委員会の田中俊一委員長(福島市出身)は1日、福島民友新聞社のインタビューに答え、東京電力福島第1原発事故に伴う汚染水問題について、タンクにため続ける対策では限界があると指摘、放射性物質を除去して濃度を国の基準値以下にすることを前提に、海へ放出せざるを得ないという見解を示した。
田中委員長は「(地下水で)毎日何百トンという水が増えて、ためようがない。タンクを造っても1、2カ月、期間を延ばすだけで流さざるを得なくなる。林立するタンクが壊れたら無管理状態で出ることになり、その方がリスクは大きい」と危機感を示した。

 
汚染水の排出については「排出基準があり、それを上回るものは出さない」と明言した。

 
漁業者を中心に海洋放出に強い懸念があることについては、国が前面に出た風評被害対策や、規制委員会が主導した総合的な汚染水抑制対策が必要だと指摘。その上で「県民は判断しなければならない時期に来ている。悪いのは東電、県民は被害者。だが、このままではもっと大きな被害を被ることになる」と語った。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0802/news8.html