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福島第一原発に隣接する海洋2地点の海水から放射能セシウム検出 (各紙) 汚染水の海洋流出立証

2013-08-09 15:51:09

fukushimaosensuiumiキャプチャ
fukushimaosensuiumiキャプチャ福島県は8日、東京電力福島第1原発の周辺海域6地点で7月31日に採取した海水の放射性物質検査結果を発表、6地点のうち2地点から放射性セシウムが検出された。最大値は第1原発北放水口付近の海水で1リットル当たり0.277ベクレル。次いで第1原発沖合2キロの海水で同0.058ベクレルだった。原発からの放射能汚染水の海洋流出が立証された。

 

セシウムが原発に隣接する港湾の近辺だけでなく、2キロ離れた沖合からも検出されたことは、放射能汚染水がかなり以前から海洋に流出し、広がっていることを推測させる。

 

一方、第1原発南放水口付近と取水口付近、大熊町夫沢の熊川沖2キロ、双葉町の前田川沖2キロの4地点で採取した海水からはいずれも放射性セシウムが検出されなかった。このことから、汚染水は原発北側を中心に流出している可能性が高い。
福島県は一連の汚染水問題を受け、海水の放射線モニタリングを強化する対策の一環として海水を採取する地点と頻度を増やした。放射能汚染水の広がりを迅速に把握するため、県だけでなく、国も総力をあげて対応する必要がある。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0809/news6.html