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東京電力福島タンクから汚染水漏れか 毎時20ミリシーベルトの高濃度汚染水たまり発見(各紙)

2013-08-19 14:27:05

敷地内にびっしり建造された汚染水貯蔵のタンク群
敷地内にびっしり建造された汚染水貯蔵のタンク群
敷地内にびっしり建造された汚染水貯蔵のタンク群


各紙の報道によると、原子力規制庁は19日、東京電力福島第1原発の原子炉の冷却に使った後の汚染水を貯蔵するタンク付近で、毎時20ミリシーベルト以上と非常に高い放射線量の水たまりが見つかったと発表した。同庁は、タンクから漏れた可能性が高いが、排水溝などに流れ出た形跡はなく、海への流出はないと説明している。

 規制庁などによると、同日午前10時40分ごろ、見回り中の東電社員が、タンクの周囲に水漏れを防ぐために設けられている鉄筋コンクリート製のせきの排水弁から、水が流れているのを発見。せきの設備の外側に、縦横3メートル程度、深さ1センチほどの水たまりを確認した。

東電は原発処理で発生する大量の汚染水を敷地内に建造したタンクに貯蔵しているが、急増のタンクが多く、耐久性に懸念のあるものが少なくないとされる。汚染水の海洋流出は引き続き継続している。