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「原発重視」の新エネルギー基本計画 閣議決定を先送りへ 政府、都知事選への影響を配慮(毎日)

2014-01-11 13:25:09

事故は「想定外」と政府。日本はこの政府に導かれ、原発と心中するのか・・
事故は「想定外」と政府。日本はこの政府に導かれ、原発と心中するのか・・
事故は「想定外」と政府。日本はこの政府に導かれ、原発と心中するのか・・


政府は、国の中長期的なエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」の閣議決定を2月以降に先送りする方針を固めた。

原発を「エネルギー需給の安定性を支える基盤となる重要なベース電源」と明記した同計画の素案に対しては自民、公明両党内にも異論があり、政府・与党の調整が進んでいない。さらに、2月9日投開票の東京都知事選に細川護熙元首相が出馬する方向となり、「脱原発」が争点化する可能性も出てきたため、慎重姿勢に傾いた。

菅義偉官房長官は10日の記者会見で、素案に関するパブリックコメントに約1万9000件の意見が寄せられたことを挙げ、「責任あるエネルギー政策を策定するには徹底した議論が必要だ」と指摘。甘利明経済再生担当相も会見で「新しい知見のもとに今後10年、20年を見通したしっかりしたものにしてほしい。時間がかかるのはやむを得ない」と述べた。

政府は当初、パブリックコメントを経て今月中の閣議決定を目指していた。しかし、自民党の河野太郎副幹事長ら有志議員は、「早期に原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立を目指す」という同党の2012年衆院選公約との整合性がとれないとして、近く素案の抜本的な見直しを提言する予定。

党内で原発推進派と慎重派が対立しかねない状況に、高市早苗政調会長は7日の政府・与党連絡会議で、政府側に慎重な対応を要請した。将来的な「原発ゼロ」を掲げる公明党にも「基本計画は党の方針と全然違う」と不満が根強い。菅氏は会見で、都知事選との関連を否定したが、閣議決定は都知事選後になる見通しだ。【念佛明奈】

http://mainichi.jp/select/news/20140111k0000m010143000c.html