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南三陸町長に公開質問状郵送 職員遺族(河北新報) リスク管理の落ち度を 美談化でごまかしていないかだ

2011-08-30 12:38:57

南三陸町の防災対策庁舎で、東日本大震災による津波で死亡、行方不明となった職員の遺族が結成した「南三陸町殉職職員家族会」(牧野駿代表)は29日、佐藤仁町長に当時の対応などについて公開質問状を郵送した。
 質問は5項目。町の防災計画に基づき大津波警報で6メートルの津波が予想された時点で、職員に3階建ての防災対策庁舎からの避難指示を出さなかった理由や、合併時に取り決めた高台への町役場新庁舎建設を行わなかった理由、遺族への謝罪がない点などについて、9月5日までの回答を佐藤町長に求めた。

 佐藤町長は29日の定例記者会見で「質問状が届いたら丁寧に答えたい。庁舎に残った職員は最後まで職務を全うした。町の合同慰霊祭が終わったらご焼香に訪れたい」と話した。防災対策庁舎では屋上に逃げた30人以上の職員が犠牲になったとみられている。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110830t11021.htm