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福島・南相馬市で太陽光業者の工業団地進出契約で市が無効確認訴訟へ 東京のパネル事業者、土地代入金せず(福島民友)

2014-06-26 10:35:33

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solaroogle0408_001_s福島県南相馬市の工業団地に進出を予定していた太陽光パネル製造販売「ジー・エム・ジー」(東京)への対応をめぐり、同市は7月中旬にも、土地売買契約の無効確認を求めて福島地裁に提訴する。

桜井勝延市長が25日の6月市議会最終本会議に関連議案を追加提出、全会一致で可決された。市は同社への損害賠償請求の訴訟も検討している。

 

市によると、市と同社は2012(平成24)年12月に立地協定を結び、13年3月に約3・6ヘクタールの売買契約を締結。しかし、13年4月とした入金期限を過ぎても約3億3300万円の土地代は支払われなかった。市は今年3月、土地代と延滞金を納めなければ契約解除する旨を通知したが、支払いはなかった。

 

市によると、民法上、入金の最後通告をして7日以内に支払いがなければ、立地協定と売買契約を解除できる。同社は「売買契約に不備があり、解除は納得できない」と主張しており、市は今後の企業誘致に支障が出ないよう、契約の無効を確認することを決めた。

 

同社は12年9月に県のふくしま産業復興企業立地補助金の採択を受け、同市に事業費約50億円の工場新設を計画。13年7月にも同補助金の採択を受け、150人以上の雇用効果がある工場を造るとしていた。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0626/news3.html