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福島県沖の浮体式洋上風力 7000キロワット発電8月開始。風車土台が小名浜港到着(福島民報)

2014-11-11 11:26:13

小名浜港に到着した洋上風力発電設備の浮体部分=10日午後
小名浜港に到着した洋上風力発電設備の浮体部分=10日午後
小名浜港に到着した洋上風力発電設備の浮体部分=10日午後


経済産業省などが本県沖で取り組んでいる浮体式洋上風力発電の実証運転で、風車1基(出力7000キロワット)の土台となる浮体が10日、いわき市の小名浜港に到着した。

来年6月にも風車を取り付けて楢葉町の沖合に係留させ、8月中旬をめどに発電を開始する予定。

 

浮体は上空から見ると一辺の長さが106メートルのL字型。長崎県の長崎港で建造され、10月30日に小名浜港に向けて出港した。今後は風車を搭載するための大型クレーンを小名浜港で組み立てる。クレーンを使って風車を載せ、来年7月1日をめどに小名浜港を出港する。楢葉町の沖合約20キロに係留させる。

 

実証運転では既に出力2000キロワットの風車1基が楢葉町の沖合で稼働している。今回の1基に加え、出力7000キロワットの1基の計2基を平成27年度中に稼働させる。計1万6000キロワットの出力は浮体式としては世界最大規模となる。

 

経済産業省が総事業費約500億円を投じて、企業や大学でつくる「福島洋上風力コンソーシアム」に事業運営を委託している。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/2014111119166