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NTT西日本グループのNTTスマイル社、太陽光発電電力を政府のFIT価格の約5%高で購入・転売サービス開始へ(各紙)

2015-01-27 16:39:47

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NTTsmile543674_372005269500395_525503295_n各紙の報道によると、NTT西日本の子会社、NTTスマイルエナジー(大阪市)は2月から小規模な太陽光発電所の電力を固定価格買取制度(FIT)の買取額よりも高く買取るサービスを開始する。

買取額は経済産業省がFIT制度で定めている買取価格より5%前後高い水準に設定するという。NTTスマイルは買取った電力を新電力最大手のエネット(東京・港)にまとめて売ることで利ざやを確保する。

 

同社はエネットに対して電力を販売するだけでなく、売電電力の発電予測のデータも提供する。NTTスマイルは太陽光発電の遠隔監視システムを運営しており、同システムで発電電力データを蓄積、分析できることから、電力会社は日射状況によって不安定になる太陽光発電電力についても安定的に活用できる。このため、結果的に少し高い発電価格で買い取っても、電力ロスが少なくなり、双方にとってメリットが生じる形となる。

 

NTTスマイルは買取りサービスを2月から、まず東京電力管内で始める。その後、年内には北陸と沖縄を除く全国に拡大する予定だ。電力小売りの全面自由化が予定される2016年春までに50万kW以上の発電出力を確保することを目指すという。

NTTグループは、スマイルが太陽光電力を販売するエネットにも出資している。