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福島県全村避難地域で「飯舘電力」が発電開始 太陽光発電で15世帯分の電力創出、将来は風力発電も(各紙)

2015-02-22 14:42:10

原発事故で避難指示区域に指定され、ほとんどの住民が避難する福島県飯舘村で、発電を開始した「飯舘電力」の太陽光発電施設=21日午後
原発事故で避難指示区域に指定され、ほとんどの住民が避難する福島県飯舘村で、発電を開始した「飯舘電力」の太陽光発電施設=21日午後
原発事故で避難指示区域に指定され、ほとんどの住民が避難する福島県飯舘村で、発電を開始した「飯舘電力」の太陽光発電施設=21日午後


各紙の報道によると、東京電力福島第1原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村で、村民や地元企業らの出資による地域電力会社「飯舘電力」は21日、太陽光発電を開始した。

発電所は出力が49.5kwで、年間発電量は約15世帯が年間消費する電力に相当する。発電した電力は固定価格買い取り制度(FIT)を活用して東北電力に売電する。村民による産業創出の第一歩を踏み出した。
太陽光発電所は同村の特別養護老人ホーム「いいたてホーム」の敷地内に216枚のパネルを設置した。20年間の売電によって1000万円の利益を見込んでいるという。
飯舘電力は発電事業を行うために、村民から土地の提供を受けたり、出資を募るなど、村民ぐるみで再生可能エネ発電への転換を目指している。同社の千葉訓道専務は「今後、太陽光発電所を2号、3号機と増やしていきたい」と語っている。将来は風力発電なども視野に入れているという。

 

 

 

原発事故で避難指示区域に指定され、ほとんどの住民が避難する福島県飯舘村で、発電を開始した「飯舘電力」の太陽光発電施設=21日午後