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福島第一原発沖の海底土から、800ベクレルのセシウム検出。汚染水流出で放射性物質の海洋沈殿進行を立証(FGW)

2015-02-22 15:40:10

kaiteidoキャプチャ
kaiteidoキャプチャ原子力規制委員会が19日公表した東電福島一原子力発電所周辺の海底土の放射能濃度分布調査によると、1月中に採取した海洋土から1kg当たり最高800ベクレルのセシウムを検出した。

 

調査を実施したのは、福島第一原発から半径20kmを中心に43地点の海底土を採取、乾土重量換算で評価した。その結果、福島原発直近の海底土から800ベクレルを検出したほか、740ベクレル、540ベクレルなどの高濃度を検出した。高濃度海底土の多くは原発近接地点だが、半径約40km地点や、約60km離れた茨城県境に近い地点からも100ベクレルを超えるセシウムが検出された。

 

海底土の汚染度は、原発周辺から南側の地点が多く、海流の影響で汚染物質が茨城県側に流され沈殿し続けている可能性を示している。