HOME |「次世代ソーラー」市場に照準 独Solar World 両面発電可能な太陽光モジュール、日本市場に投入 長寿命化と高出力化で競争優位に(RIEF) |

「次世代ソーラー」市場に照準 独Solar World 両面発電可能な太陽光モジュール、日本市場に投入 長寿命化と高出力化で競争優位に(RIEF)

2015-07-29 22:14:54

solar worldキャプチャ

 ドイツの太陽光発電パネルメーカーのSolarWorld の日本法人、Solar World Japan(東京都千代田区)は、従来の結晶系モジュールに比べて出力が最大約22%向上できる新型の両面発電ソーラーモジュールを発表した。

 Solara World 社は、1998 年ドイツ・ボンで設立され、ソーラーウエハー、セルおよびモジュールの原料となるシリコンから、社内の研究開発を含めて製造の全ての工程を管理している。従業員は約3,400人、ドイツのフライベルグ、アルンシュタット及び米国オレゴン州ヒルズボローで製造している。

 

 

 事業活動は、ヨーロッパ、アメリカ、シンガポール、南アフリカなど世界中に販売ネットワークを展開、各国に製品を供給している。日本市場には2年前に代理店を通じて進出、今年2月に日本法人を設立した。

solar worldLL_img_57798_1

 日本の再生可能エネルギー市場では、固定価格買い取り制度(FIT)による支援対象が、制度発足当初の太陽光中心から、地熱、バイオ等へシフトしているが、技術革新が目覚ましい太陽光発電分野は、長寿命化、高出力化で、市場競争力をさらに高める「次世代ソーラー」時代に向かおうとしている。

 

 Solar Worldの今回の両面発電製品は「Sunmodule Protect 360°SW275 Duo」という製品名。強化ガラスを両面に使用し、高性能・高耐久で30年間の出力リニア保証(30年後86.85%)付の次世代高品質モジュールの技術をさらに進化させた。

 

 バイフェイシャルセル(両面発電セル)の採用で光の透過性能による反射光の利用で約22%の出力が向上。275Wタイプの大きさ(1,675mm×1,001mm×33mm)で最大337Wの出力が可能という。またバックシートを使用せず、多様な場所でも設置が可能。

 

http://www.solarworld.jp/