HOME |電力小売事業 コンビニのローソンが三菱商事と提携して参入。関東圏で来年4月から(RIEF) |

電力小売事業 コンビニのローソンが三菱商事と提携して参入。関東圏で来年4月から(RIEF)

2015-12-25 16:24:57

losonキャプチャ

 ローソンと三菱商事は来年4月からの電力小売全面自由化を機として、共同で家庭向け電力小売事業に参入すると発表した。コンビニが電力小売に進出するのはローソンが初めて。

 

 両社は電力事業会社の「MCリテールエネジー社(仮)」を設立した。資本金は2億5000万円で、出資比率は三菱商事が84%、ローソンが16%。新会社が消費者に小売する電力は、三菱商事が中部電力と共同出資する晋電力会社のダイヤモンドパワー社から調達する。対象エリアは当面、関東地域とする。

 

 ローソンの関東地域の店舗は約4000店あり、店頭で電力供給サービスを告知するほか、ローソンで使える共通ポイント「Ponta(ポンタ)」を利用料金に応じて付与する。電力契約の申し込みは2016年2月から受け付け、サービス開始は4月からの予定。店頭でサービス内容の紹介はするが、実際の電力契約の申し込みは、新会社が設けるウェブ上で行う。

 

 提供するサービス内容は、受付を始める2月までに詳細を詰める予定。電力料金は大手電力会社よりも割安にする見通しだ。2020年までに数十万世帯の顧客を既存の東京電力から獲得することを目指すとしている。

 

 電力小売市場に多様な企業が参入することで、電力料金の引き下げが期待できる。消費者は同時に、購入する電力がどのような発電所で発電しているかの「見える化」も吟味する必要がある。

http://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1257901_2504.html