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「震災理由に不当解雇」娯楽施設アルバイトら 労働審判申し立て(河北新報)
2011-10-26 18:02:28
東日本大震災による経営悪化を理由に、アルバイト先の仙台市内の娯楽施設を不当に解雇されたとして、宮城県内の23~46歳の男女11人が25日、娯楽施設を運営するコロナ(愛知県小牧市)に地位の確認と賃金など約1400万円の支払いを求める労働審判を仙台地裁に申し立てた。
申立書によると、11人は震災が発生した3月11日まで宮城野区の「仙台コロナワールド」や泉区の「泉コロナワールド」に勤務。両店は震災で建物が損傷し、営業を一時停止した。
コロナ側は解雇について事前の協議や説明をせず、5月31日付で11人を含む両店のアルバイト計568人を全員解雇した。解雇通知には「両店の復旧のめどが立たず、雇用の継続が困難な状況」などと記していた。
アルバイト従業員側は「建物に甚大な被害はなく、解雇後に新たに従業員を募集した。全員を解雇する必要はなく、解雇は無効」と主張している。
申し立て後、アルバイト従業員側は仙台市で記者会見し、8年以上勤めた女性(44)=仙台市=は「見舞いの言葉もなく、全員を解雇した会社に憤りを感じている」と語った。代理人らは解雇されたほかのアルバイト従業員についても、労働審判を申し立てるなどして救済を目指す方針。
コロナ人事部は「申し立ての内容を確認できていないので、何も答えられない」としている。
申立書によると、11人は震災が発生した3月11日まで宮城野区の「仙台コロナワールド」や泉区の「泉コロナワールド」に勤務。両店は震災で建物が損傷し、営業を一時停止した。
コロナ側は解雇について事前の協議や説明をせず、5月31日付で11人を含む両店のアルバイト計568人を全員解雇した。解雇通知には「両店の復旧のめどが立たず、雇用の継続が困難な状況」などと記していた。
アルバイト従業員側は「建物に甚大な被害はなく、解雇後に新たに従業員を募集した。全員を解雇する必要はなく、解雇は無効」と主張している。
申し立て後、アルバイト従業員側は仙台市で記者会見し、8年以上勤めた女性(44)=仙台市=は「見舞いの言葉もなく、全員を解雇した会社に憤りを感じている」と語った。代理人らは解雇されたほかのアルバイト従業員についても、労働審判を申し立てるなどして救済を目指す方針。
コロナ人事部は「申し立ての内容を確認できていないので、何も答えられない」としている。