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政府の放射性物質調査データ信用されず。食料品宅配会社は自社調査で競う(FGW)

2011-10-27 20:42:43

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政府の放射線検査の基準についての疑念や、政府公表データについての不信感が広がる中、家庭向け食料品宅配企業の間で、自社調査、自社基準で安全性を強調する競い合いが広がっている。各業者のHPは、検査体制の万全性と、実際の調査データを徹底的に公表するデータが満載。国の“手抜き””不信感”が新たなビジネス戦略を引き起こしているという皮肉な展開になっている。

 FGWは先に「らでぃっしゅぼーや」の独自基準と独自検査データの公表体制を紹介したhttp://financegreenwatch.org/jp/?p=5688 が、「Oisix(おいしっくす)」もHPに、放射性物質に関する取り組みの専用ページを設け、一週間単位で取り扱い商品の検査結果の詳細なデータを公表している。

 特に、最新のサイトでは、赤ん坊や幼児を抱えるママ層の不安に配慮して、「ベビー&キッズ」商品を対象とした「乳幼児用高精度検査」を追加実施し、放射性ヨウ素、セシウムが検出されないことを確認したうえで、配送していることを強調している。

 「安心・安全」は自分たちで確認、消費者に保証する時代になったと民間の力を評価すべきか、国民に信頼されていない政府のお粗末さに落胆すべきかーー。政府は「国が信頼されない」ことの意味を、もっと真剣に受け止めるべきだと思う。
 (以下は、Oisixのサイトから)

当社が実施しております毎日の検査において、これまで何品かのアイテムを出荷差し止めとさせていただいております。
4月3日以降については、出荷差し止めとした商品はございません。

※別途検査の結果により新規商品の取り扱いを控えた商品はございますが、下記には含んでおりません。
※検査対象アイテム数とは、検査当日に入荷のあった対象商品群のアイテム数でございます。
   商品によっては、毎日入荷しないものもあるため、対象アイテム数は、変動いたします。


、「ベビー&キッズ」の対象商品は、外部の検査機関によるサンプリング検査をおこない、検査精度の確認をおこなっている。

http://www.oisix.com/shop.g6–aboutus–earthquake_radiation__html.htm