|HOME
|福島2号機で核分裂の可能性 一時臨界か、キセノン検出(東京新聞等) |
福島2号機で核分裂の可能性 一時臨界か、キセノン検出(東京新聞等)
2011-11-02 17:05:57
東京電力は2日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体から放射性キセノンが検出された可能性が判明、核分裂が起きている恐れが否定できないとして、核分裂を抑制するホウ酸水を原子炉に注入したと発表した。
核分裂が連鎖的に起きる臨界が起きた可能性について、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「一時的、局所的に起きた可能性はあるが、大規模な臨界は起きていない」と述べた。
東電と政府は年内にも1~3号機が「冷温停止」状態に達したと判断する方針だが、影響を及ぼす可能性もある。松本本部長代理は「東電としては大きな影響はないと考えるが、政府と相談する」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011110201000035.html
◆ ◆ ◆
恐れていたことが起きた。東京電力は2日未明、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体から放射性キセノンが検出された可能性が判明、核分裂が起きている恐れが否定できないとして、核分裂を抑制するホウ酸水を原子炉に注入したと発表した。局所的に臨界に達したとみられるという。まさに緊急事態だ。
2日、緊急会見を開いた東電。松本純一原子力・立地本部長代理は、核分裂が連鎖的に起きる臨界について「一時的、局所的に起きた可能性はあるが、大規模な臨界は起きていない」と説明、核分裂が起きた可能性を明かした。
東電では2号機に、格納容器内の気体を吸い出して浄化する装置を設置ているが、1日採取の気体を分析したところ、キセノン133、135が含まれている可能性があると判明。2日午前2時48分から1時間、原子炉への注水ラインからホウ酸水10トン(ホウ酸480キログラム)を注入した。
放射性キセノンは核分裂に伴いできる。放射線を出す能力が半分になる半減期が短く、検出されれば直近に核分裂が起きた可能性を示す。
いまのところ、原子炉の温度や圧力、放射線量を測定するモニタリングポストの値には変動がなく、圧力容器への注水は継続中で、経済産業省原子力安全・保安院は「全体としては安定している」としている。
2号機の核燃料は事故で冷却水がなくなって溶け、原子炉圧力容器の底や、その外側の格納容器の底に漏れてたまったと推定されている。東電は、燃料が特定の形になったり、燃料冷却に伴い水温が下がり水の密度が増えたりすると、臨界が起こりやすくなると説明した。
IAEM(米国緊急事態管理局国際交流協会)の国際コーディネーターで、震災・原発事故後に日本戦略研究フォーラム復興支援・国際連携室室長に就任した唐川伸幸氏は「慎重に対処しなければいけない」と指摘し、こう続ける。
「このまま核分裂が連鎖していくと核爆発を起こす危険性さえある。格納容器に穴が開いている状態なので以前のような急激な爆発にはならないが、危うい状態にある4号機の核爆発を誘発する可能性も出てくる」と警告する。
一方、東京工業大原子炉工学研究所助教授の澤田哲生氏は「核分裂を起こしたからすぐに(大規模な)再臨界に達するということはない。今後は、核分裂の連鎖反応が起きているかどうかを注視する必要がある」と冷静な対応を呼びかけている。
■放射性キセノン キセノンは原子番号54の元素で元素記号は「Xe」。希ガス元素の1つで、身近な使用例ではキセノンランプがある。キセノンの放射性同位体は40種類以上あるが、今回、2号機で検出された可能性があるキセノン133は半減期約5日、同135は約9時間と非常に短く、ともにウラン235やプルトニウム239の核分裂反応が直近に起こったことを示す指標となる。
■臨界 ウランなどの放射性物質が核分裂し、中性子が放出され、さらに周辺の放射性物質に当たって新たな核分裂を引き起こす連鎖反応が続く状態。原発の運転中はこの臨界状態が続き、発生したエネルギーを利用して発電している。ホウ酸は中性子を吸収し、核分裂を抑える性質があり、臨界防止に使う場合がある。ウランなどは臨界状態でなくても一定の割合で核分裂し、放射性キセノンができる。これに対し臨界状態では、キセノンの量は大きく増える。(ザクザク)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111102/dms1111020712000-n1.htm
核分裂が連鎖的に起きる臨界が起きた可能性について、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「一時的、局所的に起きた可能性はあるが、大規模な臨界は起きていない」と述べた。
東電と政府は年内にも1~3号機が「冷温停止」状態に達したと判断する方針だが、影響を及ぼす可能性もある。松本本部長代理は「東電としては大きな影響はないと考えるが、政府と相談する」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011110201000035.html
◆ ◆ ◆
恐れていたことが起きた。東京電力は2日未明、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体から放射性キセノンが検出された可能性が判明、核分裂が起きている恐れが否定できないとして、核分裂を抑制するホウ酸水を原子炉に注入したと発表した。局所的に臨界に達したとみられるという。まさに緊急事態だ。
2日、緊急会見を開いた東電。松本純一原子力・立地本部長代理は、核分裂が連鎖的に起きる臨界について「一時的、局所的に起きた可能性はあるが、大規模な臨界は起きていない」と説明、核分裂が起きた可能性を明かした。
東電では2号機に、格納容器内の気体を吸い出して浄化する装置を設置ているが、1日採取の気体を分析したところ、キセノン133、135が含まれている可能性があると判明。2日午前2時48分から1時間、原子炉への注水ラインからホウ酸水10トン(ホウ酸480キログラム)を注入した。
放射性キセノンは核分裂に伴いできる。放射線を出す能力が半分になる半減期が短く、検出されれば直近に核分裂が起きた可能性を示す。
いまのところ、原子炉の温度や圧力、放射線量を測定するモニタリングポストの値には変動がなく、圧力容器への注水は継続中で、経済産業省原子力安全・保安院は「全体としては安定している」としている。
2号機の核燃料は事故で冷却水がなくなって溶け、原子炉圧力容器の底や、その外側の格納容器の底に漏れてたまったと推定されている。東電は、燃料が特定の形になったり、燃料冷却に伴い水温が下がり水の密度が増えたりすると、臨界が起こりやすくなると説明した。
IAEM(米国緊急事態管理局国際交流協会)の国際コーディネーターで、震災・原発事故後に日本戦略研究フォーラム復興支援・国際連携室室長に就任した唐川伸幸氏は「慎重に対処しなければいけない」と指摘し、こう続ける。
「このまま核分裂が連鎖していくと核爆発を起こす危険性さえある。格納容器に穴が開いている状態なので以前のような急激な爆発にはならないが、危うい状態にある4号機の核爆発を誘発する可能性も出てくる」と警告する。
一方、東京工業大原子炉工学研究所助教授の澤田哲生氏は「核分裂を起こしたからすぐに(大規模な)再臨界に達するということはない。今後は、核分裂の連鎖反応が起きているかどうかを注視する必要がある」と冷静な対応を呼びかけている。
■放射性キセノン キセノンは原子番号54の元素で元素記号は「Xe」。希ガス元素の1つで、身近な使用例ではキセノンランプがある。キセノンの放射性同位体は40種類以上あるが、今回、2号機で検出された可能性があるキセノン133は半減期約5日、同135は約9時間と非常に短く、ともにウラン235やプルトニウム239の核分裂反応が直近に起こったことを示す指標となる。
■臨界 ウランなどの放射性物質が核分裂し、中性子が放出され、さらに周辺の放射性物質に当たって新たな核分裂を引き起こす連鎖反応が続く状態。原発の運転中はこの臨界状態が続き、発生したエネルギーを利用して発電している。ホウ酸は中性子を吸収し、核分裂を抑える性質があり、臨界防止に使う場合がある。ウランなどは臨界状態でなくても一定の割合で核分裂し、放射性キセノンができる。これに対し臨界状態では、キセノンの量は大きく増える。(ザクザク)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111102/dms1111020712000-n1.htm

































Research Institute for Environmental Finance