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「子どもの健康しっかり管理を」 ウクライナ医師講演(福島民友)

2011-12-13 19:12:55

子どもの健康管理の徹底を訴えるステパノワさん
チェルノブイリ原発事故の被災国ウクライナの放射線医学研究センターで放射線・小児・先天・遺伝研究室長を務めるエフゲーニャ・ステパノワさんを招いた講演会が11日、福島市で開かれた。ステパノワさんは、放射線の影響を受けやすい子どもの健康管理の必要性を訴えた。
 ステパノワさんは、チェルノブイリ原発事故以降、小児科医として被災した子どもの健康問題を研究。ステパノワさんによると、原発事故による放射線との関連性は不明確だが、原発近くから避難した子どもたちの間で極度の疲労や頭痛などの体調不良の訴えが増加したという。
 体調不良が慢性的な症状になるケースもあり、ステパノワさんは「生活環境の変化など複合的な要因が考えられるが、子どもの健康を守るのは医療者だけではなく、国家政策として優先しなければならない」とし、健康診断や超音波検査などの充実を呼び掛けた。





子どもの健康管理の徹底を訴えるステパノワさん


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