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原発賠償訴訟も視野 南相馬市長「東電の誠実さ見極め」 (福島民報)

2012-01-06 15:30:59

南相馬市の桜井勝延市長は5日、市役所で記者会見し、原発事故の損害賠償について「税収が全く見込めない状況。賠償額を精査し、東京電力の誠実さを見極め、訴訟も視野にして臨む」と述べた。
 また、交通網の整備を最重要視し、「被災地にとって常磐自動車道は大動脈。8日に訪問する野田首相に整備を要請する」とした。

 昨年末までに原発事故による避難対応の疲労などで市職員80人が退職したことを受け「事務事業の簡略化を進め、国・県とのパイプを太くし、市民との関係を再構築する」と、組織改革に言及した。
 避難した市民を呼び戻すための新産業創設、スーパー特区、小児科、産科、救急医療を中心にした医師確保、風評被害をなくす食品の検査態勢充実にも意欲を示した。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9921424&newsMode=article