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汚染砕石250社以上流通 使用現場400カ所(福島民報)

2012-01-17 21:10:06

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 福島県二本松市のマンションの室内で屋外より高い放射線量が測定された問題で、同県富岡町の双葉砕石工業が放射性物質に汚染された疑いがある砕石を二本松市の生コン会社に1066トン出荷し、さらに本宮市の生コン会社にも921トン納入、両生コン会社を通じて計約250社以上に流通していたことが経済産業省などの調べで分かった。汚染生コンの流通拡大が懸念される事態になり、国や県は使用実態の解明を急いでいる。
 経産省によると、生コン会社の出荷先は1社が約150社、もう1社が百数十社に上る。生コンを納入した建設会社などが材料を使用した現場は二本松、本宮両市をはじめ、福島市、大玉村などの少なくとも400カ所に達する見通しだ。
 双葉砕石工業によると、浪江町内の砕石場で採取した石約5279トンを両生コン会社を含め県内の19社に出荷した。流通した生コンは、屋外より高い線量が測定された二本松市のマンションのほか、市内の民間住宅や農業用水路などに使われていることが既に判明している。
 残る17社には道路の路盤や河川の護岸工事の材料など一般土木用に出荷し、二本松市の旭小周辺道路の補修などに使われていた。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9924677&newsMode=article