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「世界最悪企業2012年」の投票結果への疑念晴れず。韓国NGOと共同でPublic eye award事務局に再度調査を要請(FGW)

2012-01-31 16:46:19

先週末で投票が終わった「世界最悪企業2012年」オンライン投票は、ブラジルのValeが一位となったが、Valeには韓国IPsの投票が大量にあった。この点は、スイスの事務局も認めている。ところが、投票内容の精査などは一切行われていないこのため、FGWは、韓国NGOでSamsungを推薦したSHARPsとともに、現在、事務当局に再度調査を要請中である。

韓国NGOのSHARPsによると、同国から大量のVal票が投じられたことについて、「韓国ではValeは全く見えない存在。その国から大量票が投じられることはあり得ない」「投票終了後も調査をしたが全く手掛かりがない」と指摘している。これまでの問い合わせに対して、スイス事務局は、「推薦国内での投票が流動化している」との推測をしている。しかし、韓国からのVale票の総数や、その内訳の調査などについては、明らかにしていない。

このためFGWとSHARPsは共同で、調査要請を行っている。この種のインライン調査には、「なり済まし投票」や「自分たちの地位を下げるために、対立候補に組織票を投じる」といった工作が、想定される。NGOにおいても、こうした想定に対する対応はしなければならないし、万一、mnipulationがあったとすれば、投票のやり直しあるいは無効という判断もあり得るはず。

Public eye awardを主催しているGreenpeace Switzerland とBerne Declaration という2つのNGOのガバナンスが問われているともいえる。(返信があり次第、この欄で報告します)