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大飯3・4号事態切迫!安全委に公開書簡&みんなで意見送ろう(FOE)

2012-03-06 11:38:12

FoE Japanと福島老朽原発を考える会は本日、原子力安全委員会宛に、大飯3号機・4号機の安全性に関する総合評価(ストレステスト)の一次評価に関して、公開書簡を発出しました。

主な内容:






・福島原発事故の原因が究明されていないなか、「福島と同様な地震・津波が襲っても福島と同じような事故には至らない」という原子力安全・保安院の判断基準」は意味をなさない。国会の事故調の結果を踏まえるべき。・若狭湾の津波に関して、詳細調査が実施される予定であるのに、それを待たない状態での津波高さの想定は疑問

・地震による配管破損の可能性が考慮にいれられていない

・活断層の連動、緊急時の要員確保、安全率・稼働率など、多くの問題が置き去りにされている。

・ストレステストは二次評価と合わせて評価しなければ意味がない

・一般市民からの質問・意見を審議に反映させるべき

一次評価と二次評価の分断については、保安院の意見聴取会でも、複数の委員が指摘した問題です。

そもそも、ストレステストについて、原子力安全委員会が平成23年7月6日付で出した指示文書「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価の実施について」には、一次評価と二次評価の区別はありませんでした。大飯3・4号機の二次評価について、保安院は、昨年末までに提出するよう、関西電力に指示をしていたのにもかわらず、まだ提出されていません。

両団体は、これを指摘し、少なくとも二次評価の審査の終了を安全確認の条件にすべきとしています。

全文はこちら
原子力安全委員会検討会への意見書[PDF]

「再稼働待って」声届けよう――意見を直接送ることができます
再稼働に向けてスピード審議がさらに加速、多くの問題がおきざりのまま「大飯は安全」の結論が出されようとしています。

安全委は大飯3・4号運転再開の検討会を5日、7日と立て続けに行う予定です。しかし、福島第一原発事故に関する国会での事故調の原因究明すら行われていない中、どうして事故を繰り返さないと評価できるのでしょうか?

皆さんのご意見も直接、安全委員会、保安院に送ることができます。一言でも結構です。
ぜひ皆さんの声を届けてください。

◆原子力安全委員会への質問・意見はこちら
https://form.cao.go.jp/nsc/opinion-0001.html

◆原子力安全・保安院への質問・意見はこちら
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html

◆「原発再稼働に待った!全国署名」継続中 1次締切3/14
http://www.foejapan.org/energy/action/120228.html

【関連ページ】
緊急アクション 国会議員に伝えよう!安易な原発運転再開に「NO」
http://www.foejapan.org/energy/news/120304.html