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泊3号機、5月5日停止 北電、保安院に申請(北海道新聞)柏崎刈羽6号定検入り 東電 全原発を停止(東京新聞)

2012-03-26 12:36:00

北海道電力は26日、泊原発(後志管内泊村)3号機(出力91万2千キロワット)を5月5日に停止し、定期検査に入ることを経済産業省原子力安全・保安院に申請した。現在、国内の原発54基のうち、稼働しているのは泊3号機のみ。再稼働への手続きが最も進む関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)などが5月5日までに再稼働しなければ、国内の全原発が停止することになる。http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/360308.html

 

柏崎刈羽6号定検入り 東電 全原発を停止


東京電力は二十五日、柏崎刈羽原発6号機(新潟県柏崎市、刈羽村、一三五・六万キロワット)の定期検査を行うため、発電を停止。二十六日未明に原子炉を完全に止めた。これで東電の全原発十七基を含む本州、四国、九州の商業用原発五十三基が停止。全国で唯一、運転中の北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)は五月上旬までに定期検査に入る予定で、国内全基の停止が目前に迫った。 


 発電量を下げる作業は二十五日昼すぎから始まった。二十五日午後十一時五十九分、東電本店(東京都千代田区)の中央給電指令所で、柏崎刈羽原発1~7号機を含めた原発十七基の発電量を示す電光掲示板の表示が、すべてゼロになった。




 6号機は二十六日未明に原子炉が停止して核分裂反応が連鎖しない状態になる。




 東電が全原発を完全に止めるのは、二〇〇二年に発覚したトラブル隠しを受けて全基を点検した〇三年四~五月以来、八年十カ月ぶり。東電の西沢俊夫社長は「当面の電力は確保できる。夏場の安定供給に最大限の努力をする」とコメントを出した。




 福島第一原発の事故後、安全面での不安などから定期検査に入った全原発で再稼働のめどが立っていない。一方、運転が止まったままだと、関西電力管内などで夏場に電力が不足する可能性がある。




 再稼働に向けた手続きが最も進んでいるのは、安全評価(ストレステスト)の一次評価が終わった関電大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)。地元の理解が得られれば、野田佳彦首相と関係三閣僚の判断で再稼働を決める。




 地元の福井県の西川一誠知事は、安全評価以外に暫定的な安全基準をまとめるよう国に要求。隣接する滋賀県も安全性を説明するよう求めており、難航が予想される。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012032602000040.html